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離婚後の氏と戸籍

ご自身の氏と戸籍について

婚姻中は、夫婦で一つの戸籍でしたが、離婚をすると戸籍筆頭者ではない配偶者は戸籍から抜けることになります。

鈴木A子さん(旧姓山田)が離婚した場合、旧姓に戻るのでしょうか?
離婚をしたA子さんは、夫の氏である鈴木の氏を継続して使用することもできますし、旧姓の山田の氏に戻すこともできます

民法によると、離婚をすると、氏を改めていた妻は、原則として旧姓に戻ることになりますが(民法757条1項)、離婚の日から3か月以内に届け出ることで、離婚の際に称していた氏を称することもできるようになります(同条2項)。

そこで、A子さんは次の3つから選択することができます。

  1. 旧姓山田に戻り、元の戸籍(A子さんの親の戸籍)に入る
  2. 旧姓山田に戻り、新戸籍を作る
  3. 鈴木の氏で新戸籍をつくる

離婚の際に一旦、旧姓山田に戻したとしても、離婚の日から3か月以内であれば届出をすることで、鈴木を名乗ることもできます。

最近は、旧姓に戻すと、運転免許証や年金手帳、預金通帳、各種保険証書などの名義を書き換えなければならないことや、離婚したことが周知になることから、婚姻中の氏を名乗ることも少なくないようです。

なお、婚姻中の氏を名乗ることは、本人の意思で決定できますから、A子さんが鈴木の氏を名乗るのに元夫の許可を得る必要はありません。
ただし、3ヶ月を経過して、氏を変更する場合は家庭裁判所の氏の変更許可が必要となります。
できるだけ、離婚時に離婚後の氏のことも考えておくとよいでしょう。

子どもの氏と戸籍

離婚をする場合、手続きをしないでおくと、子どもの戸籍は元のままです。

先ほどの例では、親権者をA子さんに決めていたとしても、手続きをしないでおくと、子どもは父親の戸籍に入ったままで、鈴木の氏のままになります。
A子さんが、離婚後も鈴木の氏を名乗ることになったとしても、子どもは父親の戸籍に入ったままです。

子どもの氏を変えたい場合には、親権者(子が15歳以上であれば子ども本人)が、家庭裁判所に子の氏の変更の申立てをします。

離婚をするときは、離婚後のご自身の氏と、子どもの氏についても決定する必要があります。